株式投資を始めるにあたって、まずは基本的な用語を理解することが重要です。この記事では、株式投資に関連する主要な用語をわかりやすく解説します。
目次
株式投資とは?
株式投資とは、会社の一部を所有する「株」を買って、その会社がうまくいけば利益を得る、ということです。つまり、あなたが株を持っている会社が利益を出せば、その一部があなたのものになるわけです。
株式投資の主要な用語
株式投資にはたくさんの専門用語があります。ここでは、その中でも耳にする機会の多い用語をいくつか紹介します。
- 売買単位(ばいばいたんい):株式を売買するときの最小単位のことです。
- 証券会社(しょうけんがいしゃ):株式などの証券を売買するための会社のことです。
- 証券取引所(しょうけんとりひじょう):株式などの証券が売買される場所のことです。
- IPO(アイピーオー):初めて株式を一般に公開することを指します。
- 株主総会(かぶぬしそうかい):株主が集まって会社の重要な決定をする会議のことです。
- 株主優待(かぶぬしゆうたい):株主に対して会社が特典を提供することです。
- 時価総額(じかそうがく):会社の全株式の価値の合計のことです。
- 出来高(できたか):一定期間内に売買された株式の数量のことです。
- PER(ピータイムズ):株価収益率のことで、株価と一株当たりの利益(EPS)の比率を示します。
- PBR(ピービーアール):株価純資産倍率のことで、株価と一株当たりの純資産(BPS)の比率を示します。
- ROE(アールオーイー):自己資本利益率のことで、会社の利益性を示します。
- 配当利回り(はいとうりかいり):配当金と株価の比率を示します。
- 東証一部(とうしょういちぶ):東京証券取引所の主要な市場のことです。
- 東証二部(とうしょうにぶ):東京証券取引所の二次市場のことです。
- 新興市場(しんこうしじょう):新しく成長している企業の株式が取引される市場のことです。
- 大引け(おおびけ):株式市場の取引が終了する時間のことです。
- 始値(はじめね):その日の取引で最初についた株価のことです。
- 終値(おわりね):その日の取引が終わったときの株価のことです。
- 高値(たかね):その日の取引で最も高かった株価のことです。
- 安値(やすね):その日の取引で最も安かった株価のことです。
- VWAP(ブイワップ):取引量によって重み付けされた平均株価のことです。
- TOPIX(トピックス):東京証券取引所の株価指数の一つです。
- 日経平均株価(にっけいへいきんかぶか):日本の代表的な株価指数の一つです。
- 株価指数(かぶかしすう):株価の動きを数値で示したものです。
- ETF(イーティーエフ):株価指数を追跡する投資信託の一種です。
- リーマンショック:2008年に起きた世界的な金融危機のことです。
- バブル経済(ばぶるけいざい):経済が過熱し、資産価格が急激に上昇する状態のことです。
- 金利(きんり):お金を借りるときや貸すときに発生する費用のことです。
- インフレーション(いんふれーしょん):物価が全体的に上昇する現象のことです。
- デフレーション(でふれーしょん):物価が全体的に下降する現象のことです。
- ヘッジファンド(へっじふぁんど):高いリターンを目指して様々な投資手法を用いる投資ファンドのことです。
- プライベートエクイティ(ぷらいべーとえくいてぃ):非上場企業への直接投資を行う投資ファンドのことです。
- M&A(エムアンドエー):企業の合併や買収のことです。
- ショートセール(しょーとせーる):株価が下がると予想して株を売ることです。
- ロングポジション(ろんぐぽじしょん):株価が上がると予想して株を買うことです。
- デリバティブ(でりばてぃぶ):株価や金利などの価格変動に連動して価値が変わる金融商品のことです。
- オプション取引(おぷしょんとりひき):将来、特定の価格で株を買ったり売ったりする権利を売買する取引のことです。
- 先物取引(さきものとりひき):将来、特定の価格で株を買ったり売ったりする契約をする取引のことです。
- 信用取引(しんようとりひき):証券会社からお金を借りて株を買う取引のことです。
- 自己資本比率(じこしほんひりつ):会社が自分のお金でどれだけビジネスを運営しているかを示す指標です。
- 営業利益(えいぎょうりえき):商品を売ったり、サービスを提供したりして得られる利益のことです。
- 純利益(じゅんりえき):すべての費用を引いた後の利益のことです。
- 自己資本(じこしほん):会社が自分自身で所有している資産のことです。
- 負債(ふさい):会社が他人に対して持っている借金のことです。
- 資本金(しほんきん):会社を設立するときに出資者から集めたお金のことです。
- 流動資産(りゅうどうしさん):現金やすぐに現金に変えられる資産のことです。
- 固定資産(こていしさん):建物や機械など、長期間使い続けることができる資産のことです。
- 財務諸表(ざいむしょひょう):会社の経済状況を示す報告書のことです。
- ミューチュアルファンド(みゅーちゅあるふぁんど):複数の投資家から資金を集めて運用を行う投資信託の一種です。
- 株主資本(かぶぬししほん):会社が株主から集めたお金とその後の利益を合計したもののことです。
- 自己株式(じこかぶしき):会社が自分自身の株式を買い戻したもののことです。
- 増資(ぞうし):会社が新たに株式を発行して資金を集めることです。
- 減資(げんし):会社が株式の数を減らすことです。
- ストックオプション(すとっくおぷしょん):従業員に対して、将来的に株式を特定の価格で買う権利を与える制度のことです。
- 配当性向(はいとうせいこう):利益のうちどれだけを配当として株主に分配するかを示す指標です。
- キャッシュフロー(きゃっしゅふろー):会社の活動によって生じる現金の流れのことです。
- 割安(わりやす):株価が会社の実際の価値に比べて低い状態のことです。
- 割高(わりたか):株価が会社の実際の価値に比べて高い状態のことです。
- ブルマーケット(ぶるまーけっと):株価が全体的に上昇する市場の状態のことです。
- ベアマーケット(べあまーけっと):株価が全体的に下降する市場の状態のことです。
- コーポレートガバナンス(こーぽれーとがばなんす):会社の経営をどのように監督・管理するかのルールや体制のことです。
- ステークホルダー(すてーくほるだー):会社に利害関係を持つ人々のことです。株主だけでなく、従業員や取引先、地域社会なども含みます。
- コーポレートソーシャルレスポンシビリティ(こーぽれーとそーしゃるれすぽんしびりてぃ):会社が社会的な責任を果たすための活動のことです。
- ESG投資(イーエスジーとうし):環境、社会、企業統治(ESG)を考慮して投資を行うことです。
- SRI投資(エスアールアイとうし):社会的・環境的な影響を考慮して投資を行うことです。
- インパクト投資(いんぱくととうし):社会的・環境的な影響を目的として投資を行うことです。
- アクティブ投資(あくてぃぶとうし):積極的に株を選んで投資を行うことです。
- パッシブ投資(ぱっしぶとうし):特定の株価指数に連動するように投資を行うことです。
- ベンチマーク(べんちまーく):投資の成果を評価するための基準のことです。
- アセットアロケーション(あせっとあろけーしょん):投資資金をどのように分配するかの戦略のことです。
- ダイバーシフィケーション(だいばーしふぃけーしょん):リスクを分散するために、様々な種類の投資を行うことです。
- リバランシング(りばらんしんぐ):定期的にアセットアロケーションを調整することです。
- リターン(りたーん):投資によって得られる利益のことです。
- ボラティリティ(ぼらてぃりてぃ):株価の変動の大きさのことです。
- リスク許容度(りすくきょようど):投資による損失に対してどれだけ耐えられるかの度合いのことです。
- 投資信託(とうししんたく):プロの運用者が投資を行い、その運用結果を投資家に分配する商品のことです。
- リート(りーと):不動産投資信託のことで、不動産に投資を行う商品です。
- ミューチュアルファンド(みゅーちゅあるふぁんど):複数の投資家から資金を集めて運用を行う投資信託の一種です。
- ヘッジ(へっじ):リスクを軽減するための投資手法のことです。
- アルファ(あるふぁ):投資の運用能力を示す指標の一つで、ベンチマークを上回るリターンを出す能力のことを指します。
- ベータ(べーた):投資のリスクを示す指標の一つで、市場全体の動きに対する投資の敏感さを示します。
- シャープレシオ(しゃーぷれしお):リスクを考慮した投資のパフォーマンスを示す指標です。
- トレーリングストップ(とれーりんぐすとっぷ):株価が一定の割合だけ下がったら自動的に売却する注文のことです。
- リミットオーダー(りみっとおーだー):特定の価格でのみ売買を行う注文のことです。
- マーケットオーダー(まーけっとおーだー):現在の市場価格で即座に売買を行う注文のことです。
- ストップロスオーダー(すとっぷろすおーだー):株価が一定の価格まで下がったら売却する注文のことです。
- フィナンシャルプランナー(ふぃなんしゃるぷらんなー):個人の金融計画を立てる専門家のことです。
- インサイダー取引(いんさいだーとりひき):非公開の情報を利用して行われる不正な株式取引のことです。
- ブルーチップ(ぶるーちっぷ):大手で安定した業績を持つ企業の株式のことです。
- ホワイトナイト(ほわいとないと):敵対的な買収から企業を守るために現れる友好的な買収者のことです。
- ポートフォリオ:投資家が所有する全ての投資の集合のことです。 92. レバレッジ(ればれっじ):借入金を使って投資を行うことで、リターンを増大させる手法のことです。
- クロスリスティング(くろすりすてぃんぐ):企業が自社の株式を複数の証券取引所に上場することです。
- スプレッド(すぷれっど):売値と買値の差のことです。
- スワップ(すわっぷ):金利や通貨などを交換する契約のことです。
- ターンオーバー(たーんおーばー):投資ポートフォリオがどれだけ頻繁に売買されるかを示す指標のことです。
- ヤールド(やーるど):投資から得られる収益率のことです。
- ゼロサムゲーム(ぜろさむげーむ):一方が得れば他方が損するような状況のことです。
- ナンピン買い(なんぴんかい):株価が下がったときに追加で株を買い、平均取得価格を下げる戦略のことです。
- コントラリアン(こんとらりあん):市場の大多数と逆の投資行動をとる投資家のことです。
- 以上が、株式投資に関連する用語とその説明です。これらの用語を理解することで、より深く株式投資について学ぶことができます。
株式投資の戦略と用語
株式投資にはいろいろな戦略があります。その中でもよく使われる用語をいくつか紹介します。
- バリュー投資(ばりゅーとうし):価値があると考えられる株を安い時に買い、高くなったら売る戦略です。
- 成長投資(せいちょうとうし):これから成長が期待できる会社の株を買う戦略です。
株式投資のリスクと用語
株式投資にはリスクもあります。そのリスクを理解するための用語をいくつか紹介します。
- マーケットリスク(まーけっとりすく):全体の経済状況によって株価が下がるリスクのことです。例えば、経済が悪くなると、ほとんどの会社の株価が下がることがあります。
- 特異リスク(とくいりすく):特定の会社だけに関わるリスクのことです。例えば、その会社が不祥事を起こした場合、その会社の株価だけが下がることがあります。
株式投資の分析と用語
株式投資をするときには、会社の状況をよく調べることが大切です。そのための用語をいくつか紹介します。
- ファンダメンタル分析(ふぁんだめんたるぶんせき):会社の財務状況や業績を調べて、その株が買いなのか売りなのかを判断する方法です。
- テクニカル分析(てくにかるぶんせき):過去の株価の動きをグラフで見て、これからの株価の動きを予想する方法です。
まとめ
株式投資の用語を理解することは、投資を始める第一歩です。これらの用語を覚えて、自分だけの投資戦略を立ててみてください。そして、投資は自分のお金を使うものなので、リスクもしっかり理解して、慎重に進めていきましょう。